母乳育児成功の大きなポイント!「インプリ」と「頻回授乳」を理解しよう

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この記事を読んでわかること

「インプリ」の意味がわかる

「頻回授乳」の意味と重要性がわかる

母乳育児成功のポイントとなる授乳行動がわかる

前提

「母乳育児を頑張っている」

「母乳育児のメリットをもっともっと知りたい」

母乳について知りたい、看護学生さんや助産学生さん

産婦人科、NICU勤務の看護師さんへ向けた発信内容となっています。

インプリンティング

新生児は出生後最初に見た顔、聞いた声、嗅いだ匂いが脳の記録に、まるで印刷されるかのように刷り込まれるという考え方である。

哺乳前行動

分娩中に麻酔薬が使われていない場合、新生児は、母親の胸に置かれると「哺乳前行動」を示す。

出生後の啼泣後、新生児はしばらくくつろぎ母親の乳房に向かって徐々に動き出し、約1時間のうちに乳頭を見つけて吸啜を開始する。

生後2時間頃には眠りに入る。

新生児は吸啜する前に自分の手で乳房に触れ、マッサージ様の行動をするが、吸啜に加えて新生児の行動が母親のオキシトシン分泌を増加させる。

産後早期の母乳接触と授乳は胎外生活への適応を促すとともに、母乳育児の確立にも重要な役割を果たす。

頻回授乳

母子同室が望ましい根拠

母乳分泌の開始と維持のためには産後早期から頻回に授乳を行い、プロラクチン濃度が高い状態を維持が重要。

児の吸啜刺激により乳汁分泌細胞のプロラクチン受容体の数が増加し乳汁産生能力を高める。

プロラクチン濃度は夜間に上昇するので、夜も頻回に授乳できるような環境、すなわち母子同室が望ましいといえる。

産後早期からの終日の母子同室は、新生児がおっぱいを欲しがるサインに応じて授乳するために必要な条件である。

直接授乳ができない場合

できるだけ産後早期から搾乳を開始できるように支援する。

なんらかの理由で児が直接授乳で効果的に飲みとれない場合にも、搾乳を併用するようにする。

エントレインメント

新生児が母親を見つめると母親はそれに応えて児に語りかけ、それに反応して児が母親に対して声を発する。相互にシグナルや反応をやりとりするような関係のことである。

母子相互作用として情緒的コミュニケーションとなり、絆の形成に重要である。

生体のリズムの同調化を指す言葉であり、人間のコミュニケーションには単に言葉だけでなく、動く、表情、雰囲気など、身体全体のリズムが加わっている。

話しかける人の言葉やリズムが聞き手に無意識のうちに働きかけ、その聞き手も同様に身体を動かしたりリズムをとったりして反応するようになる。

出生直後は愛着形成の感受期

出生直後の児は非常に鋭い感覚を備えた意識レベル

出生直後の児はstate3の意識レベルにあり、その状態が60~90分続く。

この時期は最も感覚の鋭いときで、児は側にいつ母親を見て、声を聞き、それに反応するところからそのときに母親が児の側にいることの重要性が理解できる。

児は出生直後から視力があり、最もよく焦点が合っているのは30~40㎝の距離で、ちょうど授乳中の母親と児の目と目の距離に一致している。

このように出生直後の児は非常に鋭い感覚を備えた意識レベルにあり、母子関係確立のために重要な感受期にあるといえる。

産後が母乳育児成功のポイント

赤ちゃんが誕生したばかりで体中が痛い時期。

私自身も産後痛み辛かったのよく覚えています。

助産師をしながらゆっくり休んでほしい気持ちと“完全母乳育児希望”のあるママには辛い時期ですが、母乳育児はスタートが大切!

お産後の身体に授乳のスイッチを入れてあげましょう。

そのためにはホルモンの特徴を捉えた母乳育児を行っていくことが重要です。

母子早期接触。

出生後、可能ならば30分以内に直接授乳の開始。

産後の状態よってすぐに直母が困難な場合は乳頭に刺激を与える。

可能ならば24時間母子同室。

頻回授乳 最低でも8回/日を行いプロラクチン濃度を維持する。

医学的必要がない場合は、人工乳や糖水を与えない。

必要がなければ哺乳瓶や人工乳首、おしゃぶりは使用しない。

まずはすぐに出なくても諦めなくて大丈夫です。

直母後、体重を計ってみると哺乳量が0gだった1桁だった…

なんてことはよくあります。

産後に頻回授乳を頑張っていることを褒めてあげて下さい。

産後すぐは哺乳量が0gでも1桁でも、乳頭に刺激を入れ母乳分泌を促しているんだと、産後の頑張った身体を理解してあげましょう。

すぐに母乳が飲めなくても赤ちゃんが餓死するなんてことはありません。

ちゃんと生まれる前に赤ちゃんは子宮外生活に適応出来るまでの身体に最低限のエネルギーと脂肪を蓄えて生まれてきます。

入院中は赤ちゃんとおっぱいの練習ですね。赤ちゃんとママの母乳育児の成功を祈っています。

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